BACCARAT の歴史
日本でも馴染みのあるBACCART(バカラ)はその独特の輝きとともに
世界中で愛されているクリスタルブランドの一つです。
生活に一層の彩りをもたらすバカラの作品を
ご自身の身の回りに置いてみてはいかがでしょうか。
出典:http://www.crystalclassics.com/baccarat/barware/2809852B.htm
バカラはその卓越した技巧とともに多くの作品を生み出しています。
テーブルウェアをはじめ花瓶などの装飾品に
照明やアクセサリーなど実に充実した輝きを揃えています。
まさに生活に密着したブランドです。
さて、今回はバカラの製品ではなく
バカラがどのようにしてできたのかという歴史をメインに扱います。
1764年、ルイ15世はフランス東部ロレーヌのバカラ村に
ガラス製造工場の設立の勅命が出され、
1765年にメッツの司教がバカラの前身である
Verrerie de Sainte Anneを設立しました。
出典:http://acelebrationofwomen.org/2012/11/lorre-white-reports-baccarat-opens-in-nyc-hotel/
以降、バカラは独自の製品で成功しながら
フランス革命とナポレオン戦争を生き抜いていきます。
1815年、ナポレオン戦争を経てフランスの国境は
1790年当時のものに戻されました。
その後、バカラの工場は
Aime-Gabriel D'Artiguesによって引き継がれました。
彼はフランス王にヴォネッヘからの輸入税の減額契約を結んだ
という逸話の持ち主です。
出典:http://acelebrationofwomen.org/2012/11/lorre-white-reports-baccarat-opens-in-nyc-hotel/
新しい会社Voneche-Baccaratを設立後、
リードクリスタルガラスに着目しました。
爾後、バカラは最高級のクリスタルガラス製造について
研究し続けています。
新しいオーナーの下、
Compagnie des Cristalleries de Baccarat を設立し
D'Artiguesは最高級のクリスタルガラスを販売しました。
また、1823年にはパリの主要展示会でメダルを獲得しました。
バカラは19世紀にさまざまな製品を世に出しました。
デカンターやボトル、ペーパーウェイト、
それに動物や鳥がデザインされた
クリスタルガラスの彫刻作品があります。
特にミレフィオーリペーパーウェイトは
当時のモノとして非常に高い評価を受けました。
この時代にバカラが開発した技術として
ペーパーウェイトにカメオスルフィドを埋め込む技巧があります。
この技術のように光を効果的に見せる技法は
当時、どこにもありませんでした。
この技法は今日まで受け継がれています。